3. 多摩地域のPFAS問題に全力で取り組む
「PFAS」(ピーファス)とは、人工的につくられ自然界には存在しない物質である「有機フッ素化合物」の総称で、4700種類以上あるとされています。水や油をはじき、熱に強いことから、テフロン加工のフライパンや食品のパッケージなど様々な製品に使われてきましたが、人への毒性が確認されて、今では国際条約で製造・保有・使用が禁止されたり制限されたりしています。多摩地域の住民を対象にした血液検査では、国調査の2.4倍という衝撃の結果が公表されており、特に立川市民の血中からも高い濃度が検出されています。米軍基地からの泡消火剤が土壌に流出した影響などが指摘されていて、周辺の井戸水の汚染のみならず、水道水への影響も確認されている重大な問題です。科学的な調査と原因究明を早期かつ大規模に実施し、東京都が責任を持って適切な対策を進めます。